広告物をつくる時、つい考えがちな事
・打ち出しメニューは出来るだけたくさん載せよう!その方が対象者が広がってたくさん来る。
・チラシには期限はつけない、その方が最終的にたくさんのお客さんが来る可能性がある。
・広告はお店を知ってもらう機会でもあるので、お洒落な広告じゃないとイメージが悪くなる。
この考え方、前の2つは全く逆の結果になるし、最後の1つはイメージが悪くなる前に捨てられる(スルーされる)のでイメージはよくも悪くもならないです。
人間は原則、自分の事または自分に関係ある事しか関心をはらいません。パッと見てあれもこれも載っている中から自分に関係あるものは?と丁寧に探してなんかくれません。ましてやそれがお洒落か野暮ったいかもその人にとってはあまり関係のないことです。
そして2つ目の「期限はつけない」ですが、人間はいつでも手に入るものは「もう少し考えてからにしよう」と一回ペンディングし、そのうち忘れるというのが常です。
チラシ等は普通、値引きなどのオファー(特典)をつけると思います。その特典もいつでも手に入るじゃ全然価値を感じてもらえずペンディングされ忘れ去られます。
よく百貨店のイベントで「うまいもの市〇〇展」なんかが3週間期間限定でやっていると、つい食べたくなりますよね。いつもは食べられないものが3週間しかやっていない・・・これが1年やっていると有難みが薄れ「まだしばらくやっているから、今日じゃなくてもいいや」になりませんか?
メニューや商品そのものだけじゃなく、この「限定」に価値が生まれてきます。
広告する時の鉄則はデザインよりもコンテンツ、「メインの打ち出しは1つに絞り、あとは脇役」「必ず限定をつける」です。
たくさん売りたいモノやサービスがある場合は、ひとつひとつ別々に広告をつくって丁寧に価値を伝えていく事をお勧めします。