美容室は技術職なので、より完成度の高い技術を提供したい・・・
それは至極当然の事だし、また美容師はそういう想いがなくなったらダメだと思います。
でもお店というフィールドはそれとは違います。
現在、コンビニの数より多いと言われている美容室。ただ質の高いものを提供しているだけでは埋もれてしまいます。なぜならどの美容室もそう思い切磋琢磨しているからです。
ここで全然関係ない話をしますね。
皆さんは魚介は好きですか?色々と美味しいお魚さんや貝さん達がいますよね。
フグとアジ・・・どちらも美味しくて好きです。でも・・・価格は随分と違う。ありがたみも全然違う・・・
アワビとサザエ 美味しいです。でもやっぱり・・・アワビは高い・・・
何故か?価格が高いのは美味しいという理由だけではなくあまり捕れないから、手に入りにくいから・・・誰でも知っていますよね。
価格=人が感じる価値です。そして高価格や高い価値・ありがたみは希少性から生まれてきます。
人は価格が高いものに惹かれ、品質が高い(美味しい)と納得する。
小さな美容室はフグやアワビを目指すべきです。
じゃどうすればフグやアワビになれるのか?
それはターゲットを絞る事です(逆に言えばある層を捨てる事)ターゲットを絞りサービスや商品をその層にカスタマイズして提供する。
そうする事でそのターゲット層にあなたのサロンには希少性が出てきます。
つまり高い価値・ありがたみを感じてもらえます。
大手・大型店は大量の顧客が必要なのでターゲット層を広げます。それゆえ知名度は上がりますが希少性はつくれないのです。また全ての層に選ばれる事を目指さなくてはならないので「よりいいものを目指します」最高の技術・最高の薬剤・最高の環境・・・でも実はこんなメッセージは誰にも刺さりません。
小さい美容室の座右の銘
よりいいものを目指すな、より違うものを目指せ!