広告費は経費?

  • 2024年7月7日
  • 2024年7月13日
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経営を勉強していると経費と言う言葉が出てきます。

経費は固定費(毎月一定額出ていく経費)と変動費(売上によって変動する経費)に分かれます。

これは損益分岐売上計算に使いますね。ざっくりとキャッシュの損益分岐売上=固定費額÷(1-変動費比率)で出ます。

では経費とは一体、どんなお金なんでしょうか?

家賃、水道光熱費、人件費、材料費、その他もろもろ。

経費とはザックリ言うと、事業を運営、維持していくためにかかる必要なお金という事になります。

言うまでもなく、利益を拡大するためには経費を最小限に売上を最大限にする事が必要なのですが、では一体、広告費とは経費なのでしょうか?

美容室の場合、お店によっては広告をしなくてもなり立つ規模のサロンもあります。つまり広告費はお店を維持するのに不必要なお金・・・という事になります。

しかし、長い目で見るといわゆる固定客は少しづつ様々な理由で来店しなくなり、広告をしなければ新規客はほんの数えるくらいしか来ない・・・ホントに少しづつですがジリ貧にむかっていきます。

そして一度、損益分岐売上を割ると毎月お金が減っていきその状態になった時はもう回復は難しくなっていきます。

そうならないためには母数を増やすための「投資」が大なり小なり必要になってきます。この投資の部分が広告となるのです。つまり広告費は投資という考え方になります。

投資とはお金を先に使い、その結果いくら回収できたが利益となります(未来のために使うお金)。経費は消費(今のために使うお金)、趣味にかけるお金は浪費(自分の快楽のために使うお金)とい仕分けになります。

そして投資で得た利益の一部(残った利益は内部留保と自分のために使います)を再投資すると言うサイクルを繰り返しながら自分の生活を少しづつ豊かに、事業の母数を少しづつ増やし経営を安定させていくのが事業のプロセスになります。

事業を行っている限りこのサイクルを繰り返さないと成長どころかジリ貧になるのは当たり前の事だと思います。

投資には3つの大切な数字があるのですが1番最初に見なければいけないのが新規客1人を呼ぶのにかかったお金です。これは単純に「かけた広告費」÷「来店した新規客数」で出ます。

例えば広告費(デザイン+印刷+配布費)を8万円かけて10人の新規客が来たとします。その場合8万円÷10=8000円。1客8000円の投資となります。まずはこの数字を意識、習慣化するのをお勧めします。8000円かけて呼んだお客様が1年間にいくらの売上になるか(回収)という考え方です。

美容室の場合、新規でも来店した時点で売上が派生するので広告費=新規売上ぐらいになれば良しとしていいと思います。あとはリピートした分がほぼ利益になってくるのでそこでの回収はまた別の数字で管理していけばOKです。

残り2つの数字はまた次の記事でアップしますね。

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