目に見えぬ柵

お客さんは初めて来店した時はお店の事が全く分からず疑心暗鬼な状態です。そして2回3回来店するうちにそのお店の印象を持ち始め、そのお店との付き合い方が出来てきます。

ただメンテナンスのために来店するのか、関心欲求を少しづつ満たしながら来店するのか・・・

あなたのお店では右も左も分からない状態の時のお客さんに、お店を上手の使っていけるよう誘導する道を作っていますか?

お客さんの心に中に柵をつくり進むべき道を示してあげる、後の顧客関係をつくるうえでとっても大切な活動です。

進むべき道が見えたら、お客さんはその道を歩きながら自分に必要なモノや欲しいモノを発見して購買します。結果として満足度が上がり固定客へと定着していきます。

ではその道を見せるための「柵」をどうやって作ったらいいか?

最強のツールは「ニュースレター」そして双方向でコミュニケション出来る「LINEの友達」美容室の場合、この2つのツールが大活躍します。

サロンにはお勧めのメニューや商品がいくつかあると思います。まだお店に不慣れな状態の時のお客様に順番にそれを紹介していくのです。口頭ではなくニュースレターで。

いきなり口頭でお勧め紹介するとお客さんにプレッシャーがかかり押し売り感が出てしまいます。たまたまその方が興味のある分野の紹介だったらいいのですが、まだその段階ではお客さんの興味がどこにあるかは分かりません。

そこでニュースレターは大きな力を発揮します。

ニュースレターは一方通行でリアクションの必要がありません。興味のあるコンテンツはじっくり読み、興味がない事はスルーすればいいだけです。ノープレッシャーです。

あとは質問しやすい様にお勧めメニューのPOPを貼っておいて来店を待つだけです。

お客さんは興味を持った事は、その時必ず聞いてきます。あとは質問に答えながら提案していくだけです。お客さんから言い出した事なので提案にたいしても抵抗感ゼロです。

棚をつくるのは顧客サービスです。お客さんは自分の興味や求めている事は漠然と感じているだけで具体的には分かっていません。だからそれを具体的に引き出してあげる、顧客サービスです。

最後にひとつ、ニュースレターは店内手渡しよりも郵送しましょう。折角のニュースレターも帰り際に渡すとただの広告物としてとられ、チラ見しただけでゴミ箱行きの確率が高いです。

一方、郵送だとお手紙と思われ、「いつもお手紙ありがとう」という言葉で帰ってきます。

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